【感想】私にもある無意識の偏見や差別「マイクロアグレッション」を考える。
11月13日(日)に行われました、第2回 フェミニズムとジェンダー学習会2022【私にもある無意識の偏見や差別「マイクロアグレッション」を考える。】(講義+ ブレイクアウトルームで意見交換)には、約50人の申し込みがありました。当日は20人を超える方々のライブでご参加くださり、意見交換会で活発なやり取りが行われました。講師の金友子さんは、丁寧な資料と具体的な説明でマイクロアグレッションの概要と現状を講義してくださり、参加者からも納得した!わかりやすかった!との声が多数聞かれました。アーカイブの再生回数は一週間で80回でした。下記、参加者の許可を得た感想を掲載させて頂きます。今後も引き続き、皆さんが日々のマイクロアグレッションに気づき、行動を起こしていけることを願っています。
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【参加者の感想】
★意見交換会でさまざまなバックグラウンドを持つ方とお話ができて大変貴重な機会でした。ありがとうございました。
★わたしの中の“あたりまえ“や“ふつう”を疑うことに再度意識をしようかと思いました。社会がわたしに教えてくれたものは何か?を考えると、今すでに子どもたちが身についているものを振り返っています。教育の場でのあり方も教科書も見直したい気持ちになっています。
★マイクロアグレッション構造を知ることができ、理解が深まりました。この概念は誰かを裁くようなものではなく、「モヤモヤ」を言語化し、マイノリティ当事者の連携のために使っていけるという可能性が新たな発見でした。
★とくに、金友子さんご自身のご経験の中で、時系列に積み重ねられてきたマイクロアグレッションの事例に(すべてを説明してくださったわけではなかったのですが)色々と考えさせられました。「一過性」でもなく、「点」として存在しているわけではなく、当人にとっては「線」になってしまうこと。この点について、どのように考え、周囲に伝えていくことができるのか、わたし自身も課題です。最後に示された「笑い」に変えることは、文脈や課題にもよるのですが、どのような例があるのか、考えてみたいと思いました。また、質疑応答の場面で出てきた中、差別的な構造の問題であるという前提がないと、伝わらない、という話は確かに難しいと思いました。課題をあらためて整理し、かつ、冷静にわかりやすく説明される姿勢に学ぶこと多しでした。主催者のみなさん、講師の金友子さん、ありがとうございました。
★マイクロアグレッションを当事者がマジョリティに伝える難しさを感じました。興味深い内容でとても充実した学習会でした。ありがとうございました。
★本当に微細に人の中にある感覚だと、だから難しい、というところを感じました。高校生とのやり取りの下りが気になりました。差別や人に不快感を与える行動・言動であることへの自覚の無さ、はそのまま現在の日本社会の有り様のように感じました。また、男性優位主義のにおいも感じました。ちょっと怖さも感じました。この感覚、自分を守ることにもつながると思いますが、そこに鈍感になっている、むしろそれらの感覚・言葉を使って人を揶揄することを楽しんでいるような気がしました。そのような空気がこの社会にはあるのだなと、改めて感じました。この空気を変えていくのは教育の役目かな、ひとり一人の大切にしていく社会にして行くための教育の有り様かと感じました。
★今まで自分が無意識で発してきたことば、また、思い込みで発して来たことばたちが相手を傷つけてる(来た)かもしれないと思いました。言葉を選んで話してる時よりも、もしかしたら、無意識にぽろっと出てしまった言葉たちやそれらが出てしまう背景について考え続けることが大事かもと思いました。そして、もやもやや違和感は、非常に相手に伝えにくいものだということを改めて認識しました。
★同調圧力の強い中で生きている。それを自分自身が、肯定したくないけど、引っかかることに対して何も言わないと言うことが、自分自身も含めて生きづらさ再生産してたり、肯定してしまってるのかもしれません。あ、ちょっと待って、今のを確認させて欲しいと、伝え合えるような状況にしたいです。いつも、いつでも。
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