分科会にご参加くださったみなさん、ありがとうございました!

分科会にご参加くださったみなさん、ありがとうございました!

みなさんのご意見を取りいれて提言書を改訂いたしました。

これから、全体会で発表になります。ドキドキ!

分科会の様子はこちらの動画でご覧ください。

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SOGIESCにまつわる差別撤廃のための提言書(改訂ver.1)

(1)同性愛者や性同一性障害者を標的とする暴力から個人を守ること

多くの国でLGBTQに対する拷問、暴力、LGBTQに対する個人や公務員による憎悪犯罪が行われている。

(2)拷問や残虐な、非人道的な、および品位を傷つける取り扱いを防止すること。

LGBTQを狙ったヘイトクライムが各地で発生している。有色人種のトランスジェンダー女性についてはその被害が最も顕著に表れており、対策が急がれる。

(3)同性愛を犯罪とする法律を撤廃すること。

少なくとも5カ国が同性愛に死刑を科しており、およそ76カ国において、個人の同意に基づく同性愛が差別的な法律で犯罪と定められ、個人が逮捕や迫害、投獄されている。

(4)性的指向や性同一性に基づく差別をなくすこと。

学校の受け入れ拒否、就職での差別、職場での差別、住居の差別、医療・福祉を受ける際の差別など様々な生活上の困難に直面している。

(5)すべてのLGBTQの人々に表現の自由、結社の自由および平和的集会の自由を保障すること。

自らの生き方を表現することが差別やヘイトの対象になる現状がある。

(6)世界の多くの地域でLGBTQが意に反して異性との結婚を強制されている現状を変えること。婚姻に関する自由、家族をつくる自由を保証すること。

異性愛強制主義のもとで、LGBTQの子どもたちが将来像を描くことができない問題も精神衛生に深く影響を及ぼしている。

(7)自己の身体に関する自己決定権を守ること。

インターセックスの当事者が暴力の一形態、つまり性器切除や不要な手術を本人の理解や同意なく行われている。

トランスジェンダーの当事者が、出生時に決められた性別を変える際に手術をして生殖器を取り除くことが条件になっている。

(8)医療について

・医療・福祉従事者へのLGBTQに関する教育・トレーニングと専門家の育成を行う。

・医療を求めるトランスジェンダーに対しては、医療機関へのアクセシビリティの向上と、保険適用などによる負担の軽減を行うこと。

(9)自殺予防対策

・メンタルヘルス対策の強化、無料のカウンセリングの提供を行う。

・心理職への教育とトレーニングを行う。

(10)SOGIESCにまつわる差別禁止法の策定、具体的な差別への罰則規定などの法整備をすること。

また、人権侵害について取り扱う、国内人権機関を速やかに設置すること。

(11)政府は、下記の分野への資金の拠出を行う。

・LGBTQに関する社会調査

・社会教育と啓発

・市民団体への支援


SOGIと〇〇を考えるプロジェクト

「大阪から世界へ、SOGIにまつわる差別撤廃のための提言書づくり」を改め「SOGIと〇〇を考えるプロジェクト」に改名いたしました。G20は終わりましたが、引き続きSOGI(+LGBTQ)といろいろなトピックをかけあわせて勉強会を続けていきたいと思っております。(2019.6)

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